海外子会社の含み損10億円・敵対的少数株主問題を解決し、グループ再編で収益体制を再構築 | 大阪・名古屋・東京の事業承継専門家|株式会社NEX Consulting(ネックスコンサルティング)

Case

事業承継国際税務資産承継
目的
海外子会社の含み損10億円・敵対的少数株主問題を解決し、グループ再編で収益体制を再構築
業種
製造会社
20%保有の敵対的株主の買取
10億円の含み損の海外会社の立て直し
製造会社ホールディングス化後継者不在資産税

■ ご相談の背景

国内製造業A社様より、以下の複合的課題についてご相談をいただきました。

  • 海外子会社の管理不全により約10億円の含み損失

  • 純資産が厚く株価が高止まりし、株式承継が困難

  • 20%を保有する少数株主が敵対的立場

  • 当該株主は過去の行為を巡り会社から提訴されている状況

経営課題・資本政策・法的問題が絡み合った、極めて難度の高い案件でした。


■ 2年間の取り組み

① 敵対的少数株主の整理

既に約6億円を投じ株式取得を進めていましたが、問題は完全解決に至っていませんでした。

法的状況、交渉力学、資本コストを総合的に分析したうえで、

  • 追加取得を実行

  • 全株式の買い取りによる完全整理

を実現しました。

結果として、長年のガバナンスリスクを根本から排除しました。


② グループ再編による統治構造の再設計

本質的な問題は「海外子会社の管理不能状態」にありました。

そこで、以下の再編を実行しました。

  • 海外会社から仕入を行う国内製造会社を実質的な親会社機能として再設計

  • 商流を製造会社に集約

  • 得意先との取引ルートを再構築

  • 管理会計・意思決定ラインの国内一本化

これにより、

  • 海外会社の状況をリアルタイムで把握可能

  • 即応的な経営判断が可能

  • グループ全体の統制力が大幅向上

という体制へ転換しました。


■ 結果

✔ 商流の効率化
✔ 海外子会社の一括管理体制構築
✔ 意思決定スピードの飛躍的向上
✔ 中長期的な利益体制の再設計

さらに副次的効果として、

  • 海外子会社の含み損失が実現

  • 純資産が適正水準へ調整

  • 結果として株価が圧縮

という資本政策上の改善も生じました。

※株価評価への影響は評価方法・前提条件により異なるため、個別検証が必要です。


■ 本件のポイント

本件は単なる株式買取案件ではありません。

  • 少数株主問題の解決

  • グループ再編

  • 商流設計

  • 管理体制再構築

  • 株価コントロール

これらを同時に設計し、2年かけて完遂した統合プロジェクトです。

事業承継や資本政策は、部分最適ではなく「構造全体の設計」が成否を分けます。

当社は、会計・税務・法務・資本政策を横断した統合的アプローチで、
本質的な解決を支援しています。

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