WORKS

コンサルティング実績

M&A
事業承継

東海地方のガソリンスタンド運営会社のM&A

 

■業界

ガソリンスタンド業界は、将来の電気自動車への移行や、老朽化した油槽の取り換え費用などがあり、縮小中の業界です。

そのため、売り手の数が多く、買い手の数が少ないというM&Aで成立させるのが難しい業界の一つです。

 

■概要

売り手は、東海地方のガソリンスタント2店舗を持つ法人(売上5億円程度)

買い手は、関西地方のガソリン卸業者(売上20億円程度)

 

■動機

売り手は、社長および専務の高齢化、及び、

社内承継が実質不可能でしたので、M&Aを決断されました。

 

買い手は、輸送地域の拡大に伴う新規拠点の獲得、

法人顧客リストの引継ぎ等のシナジー効果の期待にて、M&Aを決断されました。

 

■M&A期間

相談を頂き、MA契約を締結してより約9か月

ポイントにもあるように、組織再編を行いましたので、その分長くかかりました。

 

■ポイント

譲渡会社には株主が50名以上と多く、

M&Aには全株主の同意が必要となるため通常M&A困難な先でした。

そこで、直前にて組織再編のスキームを使ってホールディングス化することで

M&Aクロージング直前にホールディングスで株主を1本化して無事売却できました。

 

基本合意の後に組織再編を行いましたので、非適格組織再編に該当し、難しい税務処理が必要でした。

ここで国税局にも事前相談を行ったうえで、

買い手及び売り手株主に税務リスクが及ばないように慎重に進めました。