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日本調剤、初の調剤薬局「水野薬局」買収
調剤薬局大手の日本調剤は20日、日本で最初の調剤薬局として知られる「水野薬局」(東京・文京)を経営する合同会社水野(同)を買収すると発表した。10月1日付で、代表社員である水野善郎氏らの持ち分をすべて買い取る。買収額は非公表。情報システムを活用した効率的な店舗運営など、水野薬局が培ってきた経営ノウハウを吸収する。
(出典:日本経済新聞)
「水野薬局」は日本で最初の調剤薬局として知られている。「水野薬局」の長年培ったノウハウ及び技術を取り込みことで、日本調剤グループ全体のブランド価値の向上が見込まれる。
現状調剤薬局業界は上位10社の合計シェアが10%程度と寡占が進んでおらず、多数の個人薬局で構成されている。一方で規模の経済が働きやすい市場であるため、ここ数年M&Aによる統合・再編が進んでおり、この傾向はしばらく続くと考えられる。