スクイーズ・アウト

M＆Aを実施する際には、少数株主の整理を実施した上で買収を実施する必要がある事例が多い。

少数株主に金銭等を交付して株式を強制取得する手続をスクイーズ・アウトという。

全部取得条項付株式や株式併合、株式交換等の制度を用いて実施できるが、平成26年会社法改正により議決権の90%以上を保有する株主については、対象会社の承認を得たうえで、他の株主が有する対象会社の株式の全部を取得できることとされたため、90%以上を保有する株主の場合は当該制度を利用するケースが増えてきている。